人生100年時代!お金も長生きさせましょう!
まず運用には、大きく2つのパターンがあります。
右側が従来のパターンです。ゴールは数日か 数か月間。 戦略も市場予測が中心です。 成功要件は予測が当たる事が求められるでしょう! しかし予測ですから、そうそう当たるものではありません。 そうすると成功する確率は低くなってくるでしょう!
それに反して、左側がこれからのパターンと私は考えます。 まずゴールは老後の生活資金形成等 10年 20年 30年と長期を設定します。 そして大事なのが戦略です。毎月コツコツと長期に積立ながらの運用です。又はまとまった大きな資金の場合、一括購入するのではなく20回 30回と分割購入とします。 何故かと言えばマーケットは常に上下しながら成長していくからです。 そして老後の生活資金等は、運用しながら必要な金額を引き出していく「取り崩しながらの運用」です。 この方法は、世界経済が成長していくと全員が成功します。 世界中の各国が成長するような政策をとりますから、短期的には上下があっても長期的には成長してきている事は歴史が物語っております。
まず今後の日本の姿を想像した場合 ①益々 寿命が伸びるのではないでしょうか? 毎年100歳以上の人口は増える一方です。 ②雇用の流動化や非正規社員の増加を考えると、退職金は減少してくるでしょう! ③少子化により生産年齢人口の減少に加え、年金受給者は増加します。必然的に年金財政はひっ迫し、支給開始年齢の引き上げや年金支給額が減少してくるのは避けられない状況です。 ④更には現在は、ほぼゼロ金利。日本の借金は1000兆円を超えており、その利息支払いを考えるとゼロ金利が継続するか、上ったにしても少しではないでしょうか?
そう考えた場合、今までのような貯蓄していき、リタイア後は取り崩して生活資金に補填するやり方だと非常に厳しい将来が待ち受けている事 間違いありません。 従って上の図の下半分にありますように、現役中は長期に渡って投資信託等に積立ながら運用して増やし、リタイア後は必要な金額のみを引き出していく「取崩運用」を採用する事によって、お金も長生きさせることが可能となります。 次にキャピタル・グループから提供された資料を基に色々なパターンを見て行きます。
まず 文字が薄かったり 小さかったりで見えにくいかもしれませんが お許しください。 この大前提は、1973年3月から毎月5万円ずつ20年間積立を行い、その後は積立をストップして毎月20万円ずつ取り崩した場合のシミュレーションです。
まず最初に運用しなかった場合、(一番下) 投資総額は、毎月5万円 年間60万円の20年間ですから1200万円です。 これを毎月20万 年間240万円ですから 5年でゼロになります。
次に仮に年率5%で運用しながら積立てた場合、20年後 2055万円になっています。それを運用しながら毎月20万円引き出した場合、11年間でゼロになります。
最後にKファンドを活用して同じように20年間積立ながら運用した場合 20年後は 2926万円になりました。 その後 積立はストップして運用しながら20万円引き出していった場合、2020年12月末時点で 取り崩し額が 6680万円(20×334月) しかも残高が 9625万円も残っています。 合計しますと 1億6305万円となります。 なんと47年10カ月で、元本1200万円が13,5倍にも増えています。
このように、長期に渡って積立てたり 取り崩しながら運用する事が 「いかに お金を長生きさせることにつながるか」 お解り頂けたのではないでしょうか?
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